2018年 問139

問題

 15 歳の男子 A、中学3年生。A は不登校と高校進学の相談のため教育相談室に来室した。A はカウンセリングを受けることに対して否定的であった。「カウンセリングに行かないと親に小遣いを減らされるので来た。中学校に行けないことについてはもう諦めている。通信制高校に進みたいが、親が普通高校へ行けと言うので頭にくる。毎日一人で部屋で過ごしているのは退屈なので友達と遊びに行きたいが、自分からは連絡できない」と言う。実際には、中学校の生徒に見られることを恐れて、近所のコンビニにも行けない状態だった。
 作業同盟を構築するためのカウンセラーの最初の対応として、最も適切なものを1つ選べ。

① カウンセリングがどのようなものか A に分かるように説明する。
② 通信制高校に合格するという目的を達成するために継続的な来室を勧める。
③ A と 親のどちらにも加担しないように中立的な立場をとることを心掛ける。
④ 外に出るのを恐れているにもかかわらず、教育相談室に来られたことを肯定してねぎらう。
⑤ カウンセリングに行かないと小遣いを減らすと親から言われていることに「ひどいですね」と共感する。

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