疾患・症候群・症状

 クライエントの情報を分析する際の参照枠には様々なものがありますが、その一つとして、疾患や症状という枠組みがあります。この枠組みは、医学的な処置と密接な関係があり、クライエントを総合的に見立て、医師や看護師などの他職種との連携のもと援助していくために欠かすことができない枠組みです。

 精神疾患の診断基準としてはWHOが発行しているICDやアメリカ精神医学会が発行しているDSMが有名です。その分類の仕方や分類の基準は改定のたびに最新の知見が取り込まれ変更されていきます。最新の知見に基づく診断と分類は非常に重要です。試験には、ICDやDSMの診断基準がそのまま出ることがあるので、試験のためにも、今後の臨床のためにも、最新のICDとDSMは必須だと思います。

 当サイトでは、各々の疾患がどのような変遷をたどってきたか、その歴史を中心にまとめることで、分類にとどまらない疾患の理解を深めることを目指します。そのため、ICDやDSMの分類とはやや違った分類になっています。精神疾患の変遷を知っていると、精神疾患という概念がいかに捉えがたくあいまいなものか感じることもできるでしょう。心理臨床では、ICDやDSMの診断基準にはまりの良くないクライエントと出会うこともあります。そのような時には最新の診断基準を参考にしつつもそこに留まらない考えを展開していく役に立つでしょう。また、疾患の変遷を知らないと、過去の文献で出てくる疾患の名前が理解しにくくなってしまうということもあります。例えばフロイト(Freud,S.)がヒステリー患者を対象に治療をしていく中で精神分析を作り上げていったことは有名ですが、現在ヒステリーという診断名は存在しません。各障害や症状に目を通す前に「精神疾患の歴史」を一読いただけると、各疾患に共通の歴史を見ていただけます。

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