問題
22 歳の女性A、大学4年生。アルバイトや就職活動で疲弊し、試験勉強がまったく手につかないとAは学生相談室を訪れ、公認心理師に訴えた。Aは涙を流しており、事実関係は整理されておらず、混乱した様子であった。公認心理師とはほとんど視線を合わせず、うつむいたままであった。ベック抑うつ性尺度では、中等度のうつという結果が出された。MMPIの結果は、ほとんどの臨床尺度のT得点が60 を超えていた。妥当性尺度は、?尺度=4、L尺度= 30、F尺度= 90、K尺度= 40 であった。
これらの情報からの判断として、最も適切なものを1つ選べ。
① Aは防衛が強く、問題の程度が低く現れている。
② 一貫性のある回答が多く、素直に回答している。
③ 社会的望ましさの回答が多く、検査の結果が歪曲されている。
④ 精神的苦痛を誇張しているため、全体の得点が高くなっている。