2018年 問61

問題

 10 歳の女児A、小学4年生。小学校への行きしぶりがあり、母親に伴われて教育相談室に来室した。母親によると、A は学習にも意欲的で、友達ともよく遊んでいる。母親をよく手伝い、食前に食器を並べることは必ず行うので感心している。幼児期は泣くことも要求も少ない、手のかからない子どもだった。Aに聞くと、音読が苦手であり、予習はするが授業中うまく音読ができず、緊張して瞬きが多くなり、最近では家でも頻繁に瞬きをしてしまうという。また「友達には合わせているが、本当は話題が合わない」と話す。
 Aの見立てと対応として、最も適切なものを1つ選べ。

① チック症状がみられるため、専門医への受診を勧める。
② うつ状態が考えられるため、ゆっくり休ませるよう指導する。
③ 発達障害の重複が考えられるため、多面的なアセスメントを行う。
④ 発達障害が考えられるため、ソーシャルスキルトレーニング<SST>を行う。
⑤ 限局性学習症/限局性学習障害<SLD>が考えられるため、適切な学習方法を見つける。

関連ページ

臨床活動の手順

違う問題を解く

次の問題を解く

ランダムに問題を解く

任意の問題を解く