問題
16歳の女子A、高校1年生。Aは万引きをし、心配した両親に連れられて、市の教育相談室に来室し、公認心理師Bが面接した。Aは、2週間前に店でペンを1本盗んだことが発覚した。AはBに、「クラスメイトのCが私のペンを欲しがり、誕生日祝いにちょうだいとしつこくせがんできた。Cと気まずくなりたくないし、自分の物をあげるのは嫌だし、買うお金もないので、盗んで渡すしかないと思った。C のせいで仕方なくやった」と述べた。
Aの主張について、G.M.SykesとD.Matzaが提唱した中和の技術によって説明する場合、用いられている技術として、最も適切なものを1つ選べ。
① 加害の否定
② 責任の否定
③ 被害者の否定
④ 非難者に対する非難
⑤ より高次な忠誠心への訴え