問題
4歳の男児A。Aの養育は精神障害のある母親Bが行っていた。1歳6か月時の乳幼児健診では、発語がなく、低体重で、臀(でん)部がただれていた。母子で自宅に閉じこもり、Bが不調のときは、Aは菓子を食べて過ごした。ある時、Aに高熱が続くため、小児科を受診したところ、感染症が疑われた。一方、う歯(虫歯)が多数あり、発語も乏しく低栄養状態もみられたため、児童相談所に通告された。Aの一時保護が医療機関に委託され、Aは入院加療となった。Aの入院中にBの精神症状が増悪したために、Aは、退院後に児童養護施設に入所することになった。
入所初期のAへの支援方針として、最も適切なものを1つ選べ。
① リービングケアを開始する。
② 発語を促すために、言語聴覚療法を開始する。
③ Aのプレイセラピーを通して、トラウマ体験の表現を促す。
④ 歯磨きや整髪、衣類の着脱などの身辺自立を優先して訓練する。
⑤ 食事や就寝、入浴など、日課の一貫性が保たれるように工夫する。