目次
▽資料:0歳から3歳までの発達の様子
▽資料:発達理論の概要(0歳から3歳まで)
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幼児期とは、人類の特徴である直立二足歩行や話し言葉が獲得される1歳代から就学する6歳頃までの時期をさします。
幼児期はさらに、3歳ないし4歳以前を幼児期前期、それ以降を幼児期後期とよんで区別することがあります。
例えば、ピアジェ(Piaget,J)は、感覚運動的思考の時期を2歳頃までとしています。また、マーラー(Mahler,M.)は個体化の確立が2歳頃からはじまるとしていますし、ボウルビィ(Bowlby,J.)は愛着の第4段階が少なくとも3歳頃から生じるとしています。
《詳しくは、マーラーの分離-個体化理論やボウルビィの愛着理論をご参照ください。》
このように幼児期は、子どもの行動の質的な変化が生じる時期として知られています。
こういった子どもの発達と関連して、2,3歳児の子どもでは反抗的行動も見られるようになり、その時期が反抗期と呼ばれることもあります。
資料:0歳から3歳までの発達の様子
0歳から3歳までの発達の様子をまとめました。年齢ごとの子どものイメージを掴むのにご利用ください。
資料:発達理論の概要(0歳から3歳まで)
0歳から3歳までの発達理論の概要をまとめました。上記0歳から3歳までの発達の様子と照らし合わせながらご覧いただくと、理解が定着します。
<参考文献>
- Bowlby.J.(著)黒田実郎(他訳) 1991 母子関係の理論Ⅰ 新版 愛着行動 岩崎学術出版社
- Mahler,M.(他著)高橋雅士(他訳) 2001 乳幼児の心理的誕生 黎明書房
- 子安増生・二宮克美(編) 2004 キーワードコレクション 発達心理学[改訂版] 新曜社
- 西川隆蔵・大石史博(編)2004 人格発達心理学 ナカニシヤ出版
- Richmond,P.G.(著)池月雅子(訳) 1972 ピアジェ入門 家政教育社