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インフォームドコンセント
インフォームド・コンセントとは、(1)医療行為を受ける者(または意志代行者としての家族)が、みずからが受ける医療行為について知る権利(接近権)の尊重。(2)情報を得たうえでの、その医療行為の開始の可否を決める権利(自己決定権)の保証。(3)医療プロフェッショナル側の伝える義務(還元義務)の履行。の3者からなる職業倫理的な責任です。
インフォームド・コンセントで話し合う内容としては、援助の内容・方法や費用、時間について、また秘密保持についてなどがあげられ、関わりのできるだけ早い段階で行い、明確に記録しておく必要があります。中でも、秘密の扱われ方に関する説明は、クライエントとの関係の開始時点においておこなうことが必要です。
面接以外でも、心理検査を実施する際などにもインフォームド・コンセントは重要です。
<参考文献>
- 氏原寛・亀口賢治・成田善弘・東山紘久・山中康裕 2004 心理臨床大事典(改訂版) 培風館
関連問題
2018-63