当サイトの目的
当サイトは、心理臨床において最低限の知識を身につけることを意図して作成されています。そのために、便宜的に公認心理師験に合格することを目的としています。これは、これからはじめて心理学を学びはじめようとする人から、公認心理師試験受験を視野に入れている人まで、場合によってはすでに心理臨床活動をしている人であっても、幅広い人に当サイトを有意義に使っていただけるかもしれない事を意味しています。心理学の領域は広大です。中には一生出会わないような知識だってあるでしょう。心理臨床家として活動することを目指す初学者が、そこからより重要な情報を自力で取捨選択していくという作業は至難の業です。どのような基準で知識に優先順位をつけるかは、人それぞれでしょう。そこで、当サイトではその基準を国家資格公認心理師試験におきました。公認心理師は国家資格です。そのため、公認心理師試験には、広大な知識の中から国が心理臨床活動を進める上で優先的に必要と考えた知識がまとめられています。そして、心理臨床活動をすすめるうえで最低限必要な知識を身につけられたかどうかは、公認心理師試験への合格・不合格という分かりやすい形で判断できます。このような考えのもと、心理臨床において必要な知識を身につけるという目的をより明確にするために、公認心理師試験に合格するということが当サイトの目的となっているのです。
公認心理師試験に合格し、心理臨床に必要な知識を身につけるためには、系統的に学習を進めていく事がおすすめです。広大な心理学の領域から、国が重要とする知識を絞ることができたとしても、その量は相当なものです。そのため、自分がどこを学んでいるのかわからない、わからなくなるといった事もしばしば起きるでしょう。広大な土地を歩きながらいつの間にか土地勘がついてくるという事が必要な場合もあります。しかし、限られた時間の中で効率的に勉強を進めていくためには、あらかじめ地図を持って見通しがきき、自分が行きたい場所、知りたい知識がどこにあるのかわかっている事が必要になってきます。
何を学ぶ必要があるのか、その概観を知るためには過去の問題がヒントをくれます。実際にどんな問題がでるのか。それらはどんなジャンルが出題されていて、どの程度のことまで聞かれるのか。こういった事は、過去の問題から知る事ができます。当サイトでは、公認心理師試験の出題傾向にアクセスすることができます。これによって、どういった事をどの程度学べばいいか、その目安を知る事ができるでしょう。そうしてまとめられた概観は、「サイトの見方」で見る事ができます。
サイト運営の理由
私がこのサイトを運営する理由はいくつかあります。私は仕事の1つとして、とある学校で心理学を教えています。その範囲は、一般心理学、社会心理学、発達心理学をはじめ、臨床心理学に至ります。初学者に、一見バラバラに見える心理学の知識を立体視できるように関連付けて伝えていくためには、自分が心理学の全体図とそれと絡めた知識の整理をしておく必要がありました。当然、まとめられた情報は、講義のためだけでなく、公認心理師として働く私の役にも立つものです。そして、そうして整理した知識を記録して、いつでも参照できるようにしておきたいと思ったのです。また、私にとって自分の行動が誰かの目に触れるということは、学びを継続するモチベーションになります。一人で黙々と勉強しているのも嫌いではないのですが、学んだ情報をサイトにのせ、それを誰かが見てくれるというのは、私にとってやりがいにつながるのです。こういった私の目的が、当サイトをご覧くださる方々の目的と一致し、多少なりとも利益を共有できるところを探すとしたら、それがひとつは“公認心理師資格試験合格に必要な知識を身につける事”になるのではないかと考えたのです。もしよろしければ、ご利用ください。共に学びを進めていきましょう。
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