2021年 問145

問題

 14 歳の男子A、中学 年生。A は、生後間もない頃から乳児院で育ち、 歳で児童養護施設に入所した。保護者は所在不明でAとの交流はない。Aはおとなしい性格で、これまで施設や学校でも特に問題
はみられなかったが、中学 年生の冬休み明けからふさぎ込むことが増えた。ある日、児童指導員Bに対して、「どうせ仕事なんだろう」、「なぜこんなところにいなくてはいけないんだ」と言いながら暴れた。また、「生きている意味がない」とメモを書き残して外出し、A が育った乳児院の近くで発見された。A の態度の変わりように困ったBは、施設内の公認心理師C にA への対応を相談した。
 CのBへの助言・提案として、最も適切なものを1つ選べ。

① Aの自立支援計画の策定を始めるよう助言する。
② 児童相談所に里親委託の検討を依頼するよう提案する。
③ Aが自分を理解してもらえないと感じるような、Bの対応を改善するよう助言する。
④ Aには注意欠如多動症/注意欠如多動性障害HAD/HDJの疑いがあるため、医療機関の受診を提案する。
⑤ 信頼できる大人との日常生活の中で、A が自分の人生を自然に振り返ることができるような機会が大切になると助言する。

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