問題
21 歳の男性 A、大学生。A は学生相談室に来室した。以前から緊張すると下痢をすることがあった。就職活動の時期になり、大学で面接の練習をしたときに強い腹痛と下痢を生じた。その後、同じ症状が起こるのではないかと心配になり、外出前に頻回にトイレに行くようになった。さらに、人混みでは腹痛が生じるのではないかと心配になり、電車やバスに乗ることも避けるようになった。消化器内科を受診したが、器質的な異常は認められなかった。
このときの学生相談室の公認心理師が A に対して最初に行う助言として、最も適切なものを1つ選べ。
① 腹痛が気になる状況や、その際の心身の変化などを記録する。
② 心身の安定を実現するために、筋弛緩法を毎日実施するようにする。
③ 苦手な状況を避けているとますます苦手になるため、積極的に行動するようにする。
④ 腹痛を気にすればするほど緊張が高まってしまうため、なるべく気にしないようにする。
⑤ 下痢をしやすい間は安静にしたほうがよいため、しばらくは外出を控えるなど無理をしないようにする。
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