2018年 問71

問題

 15歳の男子 A、中学3年生。A は非行傾向があり、中学校内で窃盗事件を起こし、学校の指導でスクールカウンセラーと面接した。両親は離婚しており、A と二人暮らしの実父とは関係が悪く居場所がないことなど、自分から家庭の事情を素直に話した。A とスクールカウンセラーとのラポールはスムーズに形成できたと考えられた。スクールカウンセラーは父親との関係がAの非行の背景にあると考え、継続面接の必要性を感じ週1回の面接を打診したところ、Aは快諾した。しかし、翌週 Aは相談室に来なかった。担任教師の話では、A は「あんな面接には二度と行かない」と話しているとのことだった。
 A への対応として、最も適切なものを1つ選べ。

① 独自の判断で家庭訪問をする。
② 児童虐待を疑い、実母に連絡する。
③ A には伝えず父親を学校に呼び出す。
④ A の対人不信に留意し、面接の枠組みをしっかり保つよう工夫する。
⑤ A をよく知るクラスメイトに事情を話し、A を面接に連れて来てもらう。

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