問題
9歳の男児 A、小学3年生。A は、注意欠如多動症/注意欠如多動性障害<AD/HD>と診断され、服薬している。A は、待つことが苦手で順番を守れない。課題が終わった順に担任教師 B に採点をしてもらう際、A は列に並ばず横から入ってしまった。B やクラスメイトから注意されると「どうせ俺なんて」と言ってふさぎ込んだり、かんしゃくを起こしたりするようになった。B は何回もAを指導したが一向に改善せず、対応に困り、公認心理師であるスクールカウンセラー C に相談した。
C が B にまず伝えることとして、最も適切なものを1つ選べ。
① 学級での環境調整の具体案を伝える。
② A に自分の行動を反省させる必要があると伝える。
③ A がルールを守ることができるようになるまで繰り返し指導する必要があると伝える。
④ A の年齢を考えると、この種の行動は自然に収まるので、特別な対応はせず、見守るのがよいと伝える。