問題
8歳の男児 A、小学2年生。授業についていけないという保護者からの主訴で、児童精神科クリニックを受診した。家庭生活では問題なく、勉強も家で教えればできるとのことであった。田中ビネー知能検査では IQ 69、Vineland-Ⅱでは、各下位領域の v 評価点は9〜11 であった。
A の評価として、最も適切なものを1つ選べ。
① 知的機能が低く、適応行動の評価点も低いため、知的能力障害の可能性が高い。
② 知的機能は低いが、適応行動の評価点は平均的であるため、知的能力障害の可能性は低い。
③ 保護者によると、家庭生活では問題ないとのことであるが、授業についていけないため、学習障害の可能性が高い。
④ 保護者によると、勉強も家で教えればできるとのことであるが、授業についていけないため、学校の教授法に問題がある可能性が高い。