問題
14歳の女子A、中学2年生。元気がないAの様子を心配した担任教師BからスクールカウンセラーCに相談があった。Aは、おとなしく目立たない性格であり、成績は中程度である。学校生活では自信のない様子が目立つ。CがAと面接を行ったところ、次のことが分かった。中学2年生でクラス替えがあり、女子生徒の間ではすでにソーシャル・ネットワーキング・サービス<SNS>のグループが複数できていた。Aは孤立を感じ次第に登校が苦痛になってきた。厳格な親からSNSを禁止されており、いらいら感が高じ、自室にこもって、カッターで手首を傷つけるようになったという。
Cの初期の対応として、最も適切なものを 1 つ選べ。
① 希死念慮の有無についてAに問うことは控える。
② Aが手首を傷つけないようBに指導を依頼する。
③ 直ちにAを精神科に紹介し、主治医の指示を待つ。
④ Aの自傷行為の習慣性についてのアセスメントを行う。
⑤ Bと連携してAがSNSのグループに入れるよう、親に働きかける。