2022年 問148

問題

 20歳の男性A、大学工学部の2年生。Aからの申出はないが、Aの家族Bより、実験のあった日のAの疲労が激しいため、サポーターをつけてほしいと、学生相談室のカウンセラーCに相談があり、CはA及び Bと3者面談を行った。Aは、小学校高学年時に児童精神科を受診し、発達障害の診断を受けた。以後、高校までは、授業中の課題や宿題について代替措置を講じてもらうなどの配慮を受けてきた。大学では、実験の際、指示の理解に時間がかかり、また手先が不器用で器具の扱いがスムーズにできないことで、教員にしばしば注意されている。授業時間が終わっても、居残りで実験をすることが多い。
 合理的配慮について、CのBへの対応として、最も適切なものを1つ選べ。

① 支援方法はAとCの合意によって決められると説明する。
② Aの精神障害者保健福祉手帳の取得が必須であると説明する。
③ 合理的配慮を受けるには心理検査の結果が必要であることを説明する。
④ Aが、授業を担当する教員に配慮内容について直接交渉する必要があると説明する。
⑤ Cは、Aの意思を尊重しながら大学の学生支援の担当者に伝え、支援を依頼できると説明する。

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