2018年 問21-30

問21
中途障害者の障害受容について、正しいものを1つ選べ。
1.他責を示すことはない。
2.一旦前進し始めると、後退することはない。
3.他者や一般的な価値と比較して自分を評価することが必要である。
4.障害によって自分の価値全体を劣等だと認知することが必要である。
5.ショック期の次の期では、障害を認めつつも、一方で回復を期待した言動がしばしばみられる。

問22
自分の特定の行動を成功裏に遂行できるという感覚や信念を表す用語として、最も適切なものを1つ選べ。
1.自己効力感
2.自己調整
3.自尊感情
4.コンピテンス
5.ポジティブ感情

問23
学習性無力感はどのような体験が繰り返されることで生じるか。正しいものを1つ選べ。
1.他者から非難される体験
2.特定の課題を遂行する体験
3.特定の行動を回避する体験
4.努力が成果に結びつかない体験
5.特定の場面での不安や緊張の体験

問24
パーキンソン症状が最も多く見られる疾患を1つ選べ。
1.進行性麻痺
2.意味性認知症
3.前頭側頭型認知症
4.Lewy小体型認知症
5.Alzheimer型認知症

問25
自律神経系について、正しいものを1つ選べ。
1.交感神経系の活動が亢進すると、気道が収縮する。
2.交感神経系の活動が亢進すると、血圧が上昇する。
3.副交感神経系の活動が亢進すると、瞳孔が散大する。
4.副交感神経系の活動が亢進すると、発汗が減少する。
5.ストレスが加わると、副交感神経系の活動が亢進する。

問26
パニック障害に最も伴いやすい症状として、正しいものを1つ選べ。
1.常同症
2.解離症状
3.疾病恐怖
4.社交恐怖
5.広場恐怖

問27
特別支援教育について、正しいものを1つ選べ。
1.私立学校では実施されていない。
2.特別支援学校教諭免許状が必須である。
3.対象となる障害種別は発達障害と知的障害である。
4.特別支援学校及び特別支援学級の2か所で行われる。
5.就学に際して専門家及び保護者の意見聴取が義務づけられている。

問28
産業保健について、正しいものを1つ選べ。
1.事業場を経営する者を管理監督者という。
2.労働者は自らの健康管理に関する安全配慮義務を負う。
3.ストレスチェック制度は労働者のうつ病の早期発見を目的とした取組である。
4.常時50人以上の労働者を使用する事業場は、産業医を選任しなければならない。
5.過労死等防止対策推進法における「過労死等」とは、業務における過重な負荷による脳血管又は心臓疾患を原因とする死亡をいう。

問29
労働者の心の健康の保持増進のための指針の職場における心の健康づくりについて、最も適切なものを1つ選べ。
1.労働者の心の健康は、過程や個人の問題とは切り離して捉える。
2.メンタルヘルス不調となった労働者の職場復帰の支援を行う活動は含まれない。
3.ストレスへの気づきや対処法などに関する教育研修と情報提供とが継続的かつ計画的に実施される。
4.メンタルヘルスに関する情報は、適切な対応に必要な情報が的確に伝達されるように加工せずに提供する。
5.「セルフケア」、「ラインによるケア」及び「事業場外資源によるケア」の3つが継続的かつ計画的に行われる。

問30
公認心理師法に定める内容について、誤っているものを1つ選べ。
1.公認心理師は名称独占の資格である。
2.秘密保持義務に違反した者は禁錮刑の対象となる。
3.公認心理師は、公認心理士の信用を傷つけるような行為をしてはならない。
4.クライエントについての秘密を他者に伝えるには、正当な理由が必要である。
5.秘密保持義務に違反した者は、公認心理師の登録を取り消されることがある。

問31-40