2021年 問143

問題

 25 歳の男性A、消防士。妻と二人暮らし。台風による大雨で川が大規模に氾濫したため、A は救出活動に従事した。当初は被災住民を救出できたが、 日目以降は遺体の収容作業が多くなった。5日目を過ぎた頃から、同僚に、「自分は何の役にも立たない。何のために仕事をしているのか分からない。家ではいらいらして、妻に対してちょっとしたことで怒り、夜は何度も目を覚ましている」と話した。心配した同僚の勧めで、A は医療支援チームの一員である公認心理師Bに相談した。
 この段階でのBのAへの対応として、最も適切なものを1つ選べ。

① もう少し働き続ければ慣れると伝える。
② 職業の適性に関する評価が必要であることを伝える。
③ 家庭では仕事のつらさについて話をしないよう勧める。
④ 他の消防士も参加できるデブリーフィングの場を設ける。
⑤ 急なストレス状況でしばしばみられる症状であることを伝える。

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