問題
28 歳の女性 A。バスで通勤中、突然、激しい動悸と息苦しさに襲われ、強い不安を感じた。途中のバス停で降りてしばらく休んでいたら、落ち着いたので、その日は会社を欠勤し帰宅した。その後、繰り返し同じ発作に見舞われ、また発作が起こるのではと不安が強くなった。バスに乗るのが怖くなり、家族に車で送ってもらわないと出勤できなくなった。やがて外出することも困難となったため、医師の紹介で相談室を訪れた。
Aに対する認知行動療法として、最も適切なものを1つ選べ。
① イメージは用いず、現実的な状況を段階的に経験させる。
② 不安な気持ちに共感し、安全な行動をとるようにさせる。
③ 一人での練習は危険を伴うため、ホームワークは用いない。
④ 発作の前兆である身体症状を意図的に作り出し、経験させる。
⑤ より機能的な考え方に修正できるよう、リラクセーション法は用いない。