クライエントに関する情報を収集する方法はいくつもありますが、その一つとして心理検査があります。心理検査は、目に見えない心に関する情報を収集するための手段です。
心理検査は、類似のものであっても検査ごとに見ることができるものが少しずつ異なります。そのため、その点を理解し踏まえたうえで、目的にあった心理検査を実施していく必要があります。
ここでは、検査で見ることができる領域ごとに心理検査を分類し、詳しく見ていきます。
知的機能の評価
- 田中ビネー知能検査
- ウェクスラー式知能検査(WAIS,WISC,WPPSI)
老人
- MMSE : Mini Mental State Examination
- HSD-R : Hasegawa Dementia Scale-Revised(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)
高次脳機能の評価
- BADS : Behavioural Assessment of the Dysexecutive Syndrome(遂行機能障害症候群の行動評価
- CPT : Continuous Performance Test(持続処理課題)
- Luria-Nebraska神経心理学バッテリー
- RBMT : the Rivermead Behavioural Memory Test(リバーミード行動記憶検査)
- SLTA : Standard Language Test of Aphasia(標準失語症検査)
- WCST : Wisconsin Card Sorting Test(ウィスコンシンカード分類検査)
- WMS-R : Wechsler Memory Scale-Revised(ウェクスラー記憶検査)
発達の評価
- 遠城寺式乳幼児分析的発達検査
- K-ABC : Kaufman Assessment Battery for Children
- 新版K式発達検査
パーソナリティの評価
- バウムテスト
- ベンダー・ゲシュタルト・テスト
- IAT : Implicit Association Test(潜在連合テスト)
- MMPI :Minnesota Multiphasic Personality Inventory
- P-F study : Picture Frustration Study
- SCT : Sentence Completion Test(文章完成法)
- TAT : Thematic Apperception Test(主題統覚テスト)
- TEG : Tokyo university EgoGram(東大式エゴグラム)
- 内田クレペリン精神作業検査
- Vocational Readiness Test:VRT(職業レディネステスト)
- 特性論に基づく検査(YG性格検査、MPI、NEO-PI-R)
精神症状の評価
< 基礎論