問題
72 歳の男性 A。A は、高血圧症で通院している病院の担当医に物忘れが心配であると相談した。担当医の依頼で公認心理師 B が対応した。A は、1年前より徐々に言いたいことがうまく言葉に出せず、物の名前が出てこなくなった。しかし、日常生活に問題はなく、趣味の家庭菜園を楽しみ、町内会長の役割をこなしている。面接時、軽度の語健忘はみられるが、MMSE は 27 点であった。2か月前の脳ドックで、頭部 MRI 検査を受け、軽度の脳萎縮を指摘されたという。
B の A への助言として、不適切なものを1つ選べ。
① 高血圧症の治療を続けてください。
② 栄養バランスのとれた食事を心がけてください。
③ 運動習慣をつけて毎日体を動かすようにしてください。
④ 生活習慣病の早期発見のために定期的に健診を受けてください。
⑤ 認知症の予防に有効なお薬の処方について、医師に相談してください。