問題
13歳の男子 A、中学生。中学校のスクールカウンセラーから紹介されて B 大学の心理相談室を訪れた。スクールカウンセラーからの依頼状では、クラスでの対人関係の困難と学習面での問題について対処するために心理検査を実施してほしいという内容であった。ところが、Aは検査のために来たつもりはなく、「勉強が難し過ぎる」、「クラスメイトが仲間に入れてくれない」、「秘密にしてくれるなら話したいことがある」と語った。
援助を開始するにあたって、インフォームド・コンセントの観点から最も適切な方針を1つ選べ。
① 保護者からの合意を得た上で適切な心理検査を実施する。
② いじめが疑われるため、A には伝えず保護者や教員と連絡をとる。
③ 「ここでのお話は絶対に他の人には話さない」と伝えて話を聴いていく。
④ スクールカウンセラーから依頼された検査が問題解決に役立つだろうと伝えた上で、まずは A が話したいことを聴いていく。
⑤ スクールカウンセラーから依頼された検査をするか、自分が話したいことを相談するか、どちらが良いかを A に選んでもらう。