2020年 問71

問題

 22 歳の男性 A、大学4年生。A は 12 月頃、就職活動も卒業研究もうまくいっていないという主訴で学生相談室に来室した。面接では、気分が沈んでいる様子で、ポツリポツリと言葉を絞り出すような話し方であった。「就職活動がうまくいかず、この時期になっても1つも内定が取れていない。卒業研究も手につかず、もうどうしようもない」と思い詰めた表情で語っていた。指導教員からも、日々の様子からとても心配しているという連絡があった。
 A の自殺のリスクを評価する際に優先的に行うこととして、不適切なものを1つ選べ。

① 絶望感や喪失感などがあるかどうかを確認する。
② 就職活動の方向性が適切であったかどうかを確認する。
③ 現在と過去の自殺の念慮や企図があるかどうかを確認する。
④ 抑うつ状態や睡眠の様子など、精神的・身体的な状況を確認する。
⑤ 就職活動や卒業研究の現状を、家族や友人、指導教員に相談できているかどうかを確認する。

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